1. HOME
  2. 患者さんへ
  3. 生殖医療

生殖医療
(不妊治療・がん生殖医療)

生殖医療(不妊治療・がん生殖医療)

当科の特徴

当院の特徴

当院産婦人科のリプロダクションチームの特徴は、大学病院の特色を生かし、他科と連携しながら、内科疾患合併や難治性不妊症に対して積極的に不妊治療を行っていることです。薬剤制限のある方への完全自然周期採卵から、採卵日を調節する卵巣刺激法まで、個々の患者さんに合わせた治療法を提示しています。さらに、内視鏡技術認定医による腹腔鏡検査・手術も多く行っています。

このように、女性の置かれている状況に対応して個々の患者さんの妊娠に至らない原因を十分に検査して、患者さんの希望も十分にお聞きした上で個別化したテイラーメイド治療を行っています。

大学病院として不妊治療を行う意義

合併症などを持つ不妊女性の妊娠は妊娠後の継続的な管理が重要になります。子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの不妊治療に必要な手術は、当院で優先的に行うことができます。プレコンセプションケアとして計画的に合併症の治療法を調整して、妊娠の準備を整えてから妊娠し、継続的に管理することで妊娠・出産の安全性は高まります。リプロダクションチームが管理して妊娠成立した患者さんは、周産期チームに引き継がれ分娩まで治療が継続され、不妊治療本来の目的である元気な赤ちゃんを無事に出産するところまでを一施設で完結できることが最大の特色と言えます。

また、365日24時間体制で救急対応が可能です。必要時は迅速に入院対応することが出来ることも、入院施設を有する大学病院の強みであり、安全性が高いとも言えます。

大学病院として不妊治療を行う意義
がん生殖医療

がん生殖医療

がん治療のための化学療法による生殖機能低下が予想される患者さんに対して、医学的適応卵子・胚の凍結保存にも積極的に力を入れています。

当院で行うメリットは、原疾患を治療する科と綿密に連携を取りながら、最適なスケジュールを組むことができることです。

※当院では社会的適応卵子凍結は行っておりません。

凍結胚更新書類

凍結胚の更新に必要な書類は下記ボタンからダウンロードし、直筆にてサイン後に持参してください。

凍結保存期間は1年とし、続けて保存を希望される場合には更新手続きが必要で、保存には別途費用が掛かります。
次の事態が生じた場合は、1か月以内に当科に通知をお願いします。
・離婚など事実上婚姻状態が終了した場合
・その他生殖が不能になる場合
・住所・電話番号の変更により連絡ができなくなった場合
(変更した場合には破棄となることがありますので、必ずご連絡ください。)
当院では胚の輸送は行っておりません。
更新希望の方は印刷して頂き、ご夫婦の直筆サインを記入後、指定された外来受診日に持参してください。

専門外来

当院はチーム制で治療を行っております。複数の医師が担当することがあります。
各種検査外来はすべて予約制です。事前に医師の診察と検査が必要となりますので、初診予約をし来院をお願い致します。
検査枠が混み合っている場合は、すぐに検査の予定が組めない場合がございます。

子宮鏡外来:月・木曜(15:00~)
子宮卵管造影検査:月・火・木・金曜(13:00~)
医学的適応妊孕性温存外来:火・木曜(16:00~)
PGT/ART-IC外来:月・水・金曜(16:00~)
(原則、ご夫婦での受診が必要になります。)

受診にあたり必要なもの

・他院にて不妊治療・スクリーニング検査をされていた方は、前医での検査結果をご持参ください。重複する検査を省略できる場合があります。

・他院にて保険適応でART(生殖補助医療)をされていた方は、年齢・回数制限の確認のため必ず紹介状の持参をお願い致します。

婚姻関係の確認について

・戸籍謄本などにて婚姻関係を確認させていただきます。

 

事実婚で不妊治療をご希望される方々へ

・婚姻届を出さないまま、婚姻の意思をもって夫婦の実態を有する共同生活をしている状態のことを指します。

・住民票上の住所が同一、及び他の方との婚姻関係がないことの確認が必要になります。

戸籍謄本・住民票は発行日から3か月以内のものを持参してください。原本はお返しします。

 

不妊症検査

初診時のスクリーニング検査

月経周期の時期によって必要な検査を行います。不妊症の原因が分からないことも多く、検査と同時に一般不妊治療・ART(高度生殖医療)を個々の状況に応じて提案致します。


精液検査

・3-5日程度禁欲を持った上で、精液を持参して頂き検査を行います。結果によって男性不妊専門施設へ紹介することがあります。

ARTについて

患者さんの個々の状態に応じて、自然周期法・低刺激法・高刺激法を組み合わせて卵巣刺激を行います。

詳細は担当医から説明致します。「よくある質問」もご参照ください。

卵巣刺激法
自然周期法・低刺激法(クロミッド・レトロゾール)・高刺激法(PPOS法・アンタゴニスト法・ロング法・ショート法)

移植
自然周期移植・ホルモン補充周期移植

採卵
21G /22Gを用いたシングルルーメンでの採卵を主に行っています。
必要に応じて、局所麻酔下で行っています。
静脈麻酔下での採卵は行っていません。

RIF(反復着床不全)検査

適応・具体的な治療方法・費用に関しては、担当医から説明致します。

  • 子宮内フローラ検査
  • 慢性子宮内膜炎検査
  • 子宮内膜着床能検査(ERpeak)

PGT-A、PGT-SR

当院は日本産科婦人科学会が承認した認定施設です。条件に当てはまる方に対して着床前検査を実施致します。
 
  • 反復ART不成功
  • 反復流死産
  • 染色体構造異常例 

ご希望とされる方にはカウンセリングが必要になります。具体的な流れは担当医からご説明致します

料金表

2022年4月から不妊治療が保険適応となりました。(一部除く)
診療改定により、患者様毎によって金額が変わります。

詳細は外来で担当医にお聞きください。

治療実績(2022年)



 

担当医表

○ 教授 □ 准教授 △ 講師 ☆ 助教
※上記は基本スケジュールです。月ごとに診察日の異なる医師もおりますので、必ずご確認の上ご来院ください。
赤色は女性です。

   
午前 初診 △坂本美和
☆小田原圭
☆西井彰悟
☆小田原圭
△坂本美和
☆西井彰悟
☆西井彰悟
☆小田原圭
☆西井彰悟
☆小田原圭
一般外来のみ
午後 専門外来 子宮鏡外来
△坂本美和
☆小田原圭
  手術 子宮鏡外来
△坂本美和
☆西井彰悟
☆小田原圭
   
 PGT/ART-IC
 △坂本美和
 ☆小田原圭
妊孕性温存相談
☆西井彰悟
PGT/ART-IC
△坂本美和
☆西井彰悟
妊孕性温存相談
△坂本美和
☆西井彰悟
PGT/ART-IC
☆西井彰悟 
☆小田原圭
 

【初診について】
初診も事前に予約取得が可能です。
初診には通常時間を要しますが、予約がない場合は待ち時間がさらに長くなる可能性がございます。ご了承ください。
初診受付:月~土 8:30-11:00(予約可)
予約センター:03(3784)8522
※紹介状持参の場合は、11:00-14:00も受診可(予約不可)

【当院からのお願い】
・かかりつけ医がある患者さんは紹介状を持参されるようお願いいたします。
・受診の際には問診票の記載が必須となります。下記リンクからダウンロード可能です。円滑な診療のため、記載、印刷の上持参をお願いいたします。

〒142-8666
東京都品川区旗の台1-5-8

代表番号TEL:03-3784-8000

外来予約番号TEL:03-3784-8522

昭和大学病院は旗の台駅東口より徒歩約5分となります。
外来患者さんは、中央棟1階正面入り口からお越しください。