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婦人科部門の特色

婦人科部門の特色

下記専門医が多数在籍しており、専門性の高い医療の提供が可能です。腫瘍内科・放射線治療科・その他の診療科とも密に連携し、集学的治療を行っています。合併症を有する患者さんへも対応しています。良性疾患から悪性疾患まで、他院で手術困難となった場合も対応出来る可能性がありますので、まずはご相談のうえ、ご紹介いただけますと幸いです。

【在籍する専門医】
・婦人科腫瘍専門医 5名 (うち指導医2名)
・腹腔鏡技術認定医5名、ロボット執刀資格 8名 (うち学会認定プロクター1名、専門医2名)
・細胞診専門医3名 (うち教育指導医2名)
・遺伝性腫瘍専門医 1名
・女性医学会女性ヘルスケア専門医3名 (うち指導医1名)

【初診担当医】
曜日ごとに専門分野が異なります。疾患に合わせて受診日を選択していただくと診療がよりスムーズとなります。

当院の診療実績について

婦人科がんについて

当院では婦人科がんの患者さんを積極的に受け入れております。患者さんの状態に合わせて初診日から1-2か月前後での手術が可能な状況です。

  新規患者 子宮体がん 卵巣がん 子宮頸がん その他がん種
2018年 88 27 26 22 3
2019年 95 31 32 21 1
2020年 103 52 26 24 1
2021年 104 43 33 18 10
2022年 105 48 29 24 4

低侵襲手術について

腹腔鏡手術、ロボット手術ともに都内有数の手術件数が多く、経験が豊富な病院です。良性疾患から悪性疾患まで、保険適用のある低侵襲手術は全て行うことができます。また、当院は全国で12施設しかないロボット子宮頸がん手術の先進医療施設です (現在、新規登録は行っておりません)

  総数
(ロボット/腹腔鏡)
悪性疾患
(ロボット/腹腔鏡)
良性疾患
(ロボット/腹腔鏡)
2018年

316(8/218)

15(5/10) 301(3/298)
2019年

274(34/240)

20(10/10) 254(24/230)
2020年

234(53/181)

35(25/10) 199(28/171)
2021年 269(71/198) 26(20/6) 243(51/192)
2022年 307(91/216) 45(22/23) 262(69/193)

骨盤臓器脱について

当院では腹腔鏡手術(LSC)他、ロボット手術(RSC)を積極的に施行しております。骨盤臓器脱のロボット手術は全国的にも導入施設は少ないため、全国から患者さんが集まってくるほど経験数が豊富です。ご希望の患者さんがいましたらぜひ受診をご検討ください。
※1 LSC:腹腔鏡下仙骨腟固定術(Laparoscopic Sacrocolpopexy)
※2 RSC:ロボット支援下仙骨腟固定術(Robot-assisted sacrocolpopexy)

  LSC※1 RSC※2
2018年 45 -
2019年 29 5
2020年 4 15
2021年 1 23

遺伝診療について(RRSO)

遺伝性乳がん卵巣がん症候群 (HBOC) の患者さんに対するリスク低減卵巣卵管摘出術 (Risk reducing salpingo-oophorectomy;RRSO) も全国有数の件数を誇っています。保険診療に収載され、徐々に施行件数も増加している印象です。大学病院の強みとして、乳腺外科や形成外科との合同手術も施行可能です。

  RRSO
総数 60
2018年 5
2019年 3
2020年 8
2021年 18

婦人科研修の特徴

婦人科研修の特徴




昭和大学では、当院だけでなく関連病院も内視鏡技術認定医、婦人科腫瘍専門医取得の修練施設となっており、また専門医も多数在籍しており、産科、婦人科の志望に関わらず、産婦人科専門医取得前から様々な症例を経験することが出来ます。さらに、サブスペシャリティとして婦人科を志望していただいた場合は、取得したい資格を加味して修練先を選択することが可能であり、学外研修(国内留学)の制度も設けております。

 




週1回、婦人科チーム全体でのカンファレンスを行っています。
あらゆる症例に関する治療方針は、カンファレンスで相談の上、チーム全体で共有し決定しております。活発な意見交換により、先入観に囚われない、柔軟かつ専門性の高い診療を提供出来ると考えております。

 

婦人科研修を経験して

中林 誠

昭和大学を卒業し、2013年に当院産婦人科に入局されました。産婦人科専門医取得後、サブスペシャリティーとして婦人科を選択し、2020年に内視鏡技術認定医、2021年には婦人科腫瘍専門医を取得された先生です。

Q

産婦人科専門医取得後の勤務先について教えてください。

A

産婦人科専門医は大学病院に勤務しているときに取得しました。その後は婦人科腫瘍を専攻していたので、大学で修練を積み、国内留学という形でがん研有明病院に2年半研修ささていただきました。国内トップクラスのがん診療施設での研修はとても勉強になりました。その後は、昭和大学藤が丘病院、昭和大学病院を経て、現在水戸赤十字病院で勤務しております。水戸赤十字病院では、良性悪性を問わず腹腔鏡手術やロボット支援下手術を積極的に取り組んでおります。

Q

腹腔鏡手術は主にどこで修練しましたか?

A

専攻医の頃から腹腔鏡手術に魅了されており、藤が丘病院や大学病院で婦人科腹腔鏡技術認定医のご指導のもと、修練を積みました。その後、がん研有明病院へ国内留学し、多くのダブルライセンス(婦人科腫瘍専門医と腹腔鏡技術認定医)の先生のもと、修練を積みました。症例数は、腹腔鏡下子宮全摘術で数えると、大学で約30例、がん研で約50例執刀し、がん研有明病院で腹腔鏡技術認定医を取得しました。

Q

婦人科腫瘍修練の学外研修はどのくらいの期間ですか?研修はどうでしたか?

A

前述した通り、がん研有明病院で2年半学外研修をしました。がん研有明病院はがん診療数日本一を誇るハイボリュームセンターであり、手術、化学療法、放射線療法、臨床試験等、本当にたくさん勉強させていただきました。特に、現在の婦人科部長である金尾先生の日本最高峰の手術、考え方や患者さんへの接し方等を間近でみることができ、充実した研修となりました。また、広汎子宮全摘術15例や後腹膜リンパ節郭清術も網羅することができ、婦人科腫瘍専門医に必要な知識、技術、治療戦略等を身につけることができました。婦人科腫瘍修練医としての研修のため、非常にハードでしたが、腫瘍医としての基盤を作る貴重な2年半であり、僕の財産となっています。

Q

昭和大学の研修で良かったことは何ですか?

A

昭和大学で婦人科腫瘍医を目指そうと思ったのは、入局時の上司の先生の手術に憧れたのがきっかけでした。医局の雰囲気がいいだけではなく、がん患者さんに対して真摯に向き合い、常に高いレベルでの手術を目指している姿は本当に憧れでした。産婦人科専門医を取得後、がん研有明病院で修練した上司の先生に勧められたことや、日本最高峰の施設で勉強したいと思い、僕の前に修練していた先輩の後任として手を挙げ、昭和大学の連携施設であるがん研有明病院で研修することができました。

Q

当院での研修を考えている方、婦人科の道を考えている方々へ一言お願いいたします。

A

当院はがん研有明病院以外にも埼玉県立がんセンターとも連携しており、婦人科腫瘍に関しては研修先として申し分ない連携施設があります。医局の雰囲気がいいのはもちろんのこと、各年代に在籍する仲の良い腫瘍医と、婦人科腫瘍を極めながら、一緒に昭和大学の婦人科を盛り上げていきましょう!

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代表番号TEL:03-3784-8000

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昭和大学病院は旗の台駅東口より徒歩約5分となります。
外来患者さんは、中央棟1階正面入り口からお越しください。