【タイトル】
松本光司教授が第28回神澤医学賞を受賞
―HPV感染と子宮頸がんに関する長年の研究成果が高く評価―
【本文】
松本光司教授(医学部産婦人科学講座)が、第28回神澤医学賞を受賞し、贈呈式および受賞記念講演会(6月5日:パレスホテル東京)が開催されました。
神澤医学賞は、産科・婦人科領域で先見性・独創性に富んだ優れた医学研究に対し、神澤医学研究振興財団より贈られる栄誉ある賞です。
松本教授は約30年にわたり、リプロダクティブ・エイジの女性にとって大きな脅威である子宮頸がんと、その原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に関する研究を続けてきました。また、HPVワクチンの有効性評価や免疫療法に関する研究など、我が国における子宮頸がん予防・制御戦略の発展に大きく寄与してきました。
なお、贈呈式ならびに受賞記念講演会の模様は、地域新聞社『市民タイムス』(6月20日版)に掲載されています。
<研究業績>
題 名 : 『我が国のHPV感染と子宮頸部発がんに関する 臨床疫学的・免疫学的研究』
著者 : 昭和医科大学医学部 産婦人科学講座 教授 松本 光司
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<原案>
松本光司教授(医学部産婦人科学講座)が、産科・婦人科の研究分野において先見的・独創的な研究により顕著な功績をあげた研究者に贈られる「神澤医学賞」を受賞し、このたびパレスホテル東京にて贈呈式ならびに受賞記念講演会が開催されました。
松本教授は、リプロダクティブ・エイジの女性にとって大きな脅威である子宮頸がんと、その原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に関する研究を約30年にわたり続けてきました。今回、演題名「我が国のHPV感染と子宮頸部発癌に関する臨床疫学的・免疫学的研究」により、神澤医学研究振興財団から「第28回神澤医学賞」が贈呈されました。
なお、贈呈式ならびに受賞記念講演会の模様は、地域新聞社『市民タイムス』(6月20日版)に掲載されています。
【松本光司教授のコメント】
このたびは、第28回神澤医学賞という大変栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。これまでご指導・ご支援をいただきました先生方、共同研究者の皆様、ならびに研究にご協力いただいた多くの方々に、心より感謝申し上げます。
子宮頸がんは、HPVの持続感染を原因として発症する予防可能ながんです。本研究では、日本人女性を対象とした臨床疫学研究を通じて、HPV型、宿主免疫に関わるHLA、喫煙などが前がん病変の進展や自然消退に及ぼす影響を明らかにし、子宮頸がん発症リスクの評価や前がん病変の管理に役立つ知見を示してきました。
また、多施設共同研究MINTスタディ※により、日本におけるHPVワクチンの実地効果を検証してきました。その結果、若年世代において、ワクチン標的型HPVに関連する前がん病変や子宮頸がんが減少していることを明らかにしました。これらの成果は、HPVワクチン接種と検診を柱とする子宮頸がん予防対策の重要性を裏付けるものであり、子宮頸がん制圧に向けた科学的基盤となるものです。
本受賞を励みに、今後も子宮頸がんの予防と制圧に資するエビデンスの創出に努め、医学・医療の発展に少しでも貢献できるよう、研究活動に一層精進してまいります。
※MINTスタディは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」において、2019年度から2027年度まで継続して採択された研究課題として実施されています。
【関連リンク】
名称:公益財団法人 神澤医療研究振興財団
https://kanzawa-f.kissei.co.jp/
地域新聞社『市民タイムス』掲載
https://kanzawa-f.kissei.co.jp/wp-content/uploads/2026/06/20260605.pdf