東京都周産期ネットワーク事業 講演会「OASIS(分娩時肛門括約筋損傷)の 評価とケア」開催

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東京都からの委託事業として講演会を開催しました。

今回のテーマはOASIS(分娩時肛門括約筋損傷)の 評価とケアです。昨今の分娩年齢の高年化、無痛分娩の急速な拡大により、産科手術率が上昇し、OASIS(分娩時肛門括 約筋損傷)評価とケアは今後重要になると思われます。わが国では一度発症した OASIS への対応は標準化されておらず、諸外国に比べその対応は曖昧と言わざるを得ません。今一度、生涯にわたるQOLに大きく影響する OASIS 管理を再考する必要があると思われます。

講師として、⻲田総合病院消化器外科の高橋知子先生、助産師三國和美先生をお招きし、「OASISの診断と評価」と「OASISのケア」の講演していただき、最後に事例検討を行いました。90分の予定を大幅にオーバーする熱の入った後援会となりましたが、参加者は約130人(現地+webのハイブリッド開催)と、この事業で最高記録の人数であり、関心の高さを示していました。

 

産婦人科学講座准教授 松岡 隆

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